世界最高峰のレース「フランスのG1・凱旋門賞」。
2022年、日本からは4頭出馬しますね。
凱旋門賞といえばもらえる賞金よりも、その馬の価値が上がるため出走するという話を聞きますが、実際のところはどうなのか、そして賞金額も気になります!
そこで、本記事では凱旋門賞の賞金の推移はもちろん、日本円にした時の賞金の計算と、フランスへ行くためにかかる費用などを調査致しましたのでご紹介します。
最後までお読みいただけると嬉しいです。
凱旋門賞ってどんなレース?
- 開催国:フランス
- 開催場所:パリロンシャン競馬場(世界で一番美しい競馬場と言われている)
- 開催時期:毎年10月の第1日曜日
- 出走馬の条件:3歳以上 牡・牝(せん馬を除く)
- 馬場:芝
- 距離:2400メートル
- 創設:1920年10月3日
- 目的:第一次世界大戦後に、フランス競馬を盛り上げるために誕生した国際競走
凱旋門賞の賞金はいくら?
1ユーロを140円(2022年10月2日)で計算しました。
凱旋門賞の賞金の総額は500万ユーロ。
日本円で7億円です。
そのうち1位の賞金が285万7000ユーロ。
日本円で約3億9000万円です。
2着以降の分配率がわからなかったため、2013年に凱旋門で2位になったオルフェーブルの獲得賞金を見てみると、獲得賞金は1億4000万でした。
だいたい半額程度の賞金が2着ではないかと思います。
5着までの馬に賞金が支払われるそうなので、1、2着以下は残りで分配されるわけですね。
凱旋門賞の遠征費は?
気になる遠征費。凱旋門賞が行われるフランスへの渡航費用や滞在費はすべて、馬の陣営が負担するそうです。
そして、レースに出走するだけでもお金はかかります。
出走登録料は7,200ユーロ(約86万円)。
期限までに支払わなければ120,000ユーロ(約1440万円)の支払いが課せられるとか。
そして、一回登録した後に、出走を取り消すのも14万。出馬登録後の取消になると21,000ユーロ(約252万円)。
最後にレース後に出走料11,000ユーロ(約132万円)。
レース後にお金を払えだなんて驚きました。
このお金以外にかかるのが渡航費用。
これだけで2000〜3000万かかるそうです。
そして 現地滞在費、調教委託費がかかります。
大体の総額は 8千万~1億円くらいはかかるようです。
JRA が援助してくれる?
日本中央競馬会(JRA)は21日、フランスG1の凱旋門賞出走を支援するため、来年からJRAの3歳以上G1の優勝馬が出走した場合は500万円、その馬が同年のジャパンカップか有馬記念に出走した場合はさらに1千万円の遠征協力
www.nikkei.com
国内GI競走の競走内容のさらなる充実を図る目的で援助が始まったようです。
JRAは凱旋門も馬券も発売してますし、援助があるのは嬉しい事です。
- 登録料は7,200ユーロ(約86万円)
- 出走料11,000ユーロ(約132万円)
- 輸送費は2000〜3000万
- 現地滞在費、調教委託費は8000万
1億円近い金額が凱旋門で出走するのに必要なんですね。
凱旋門賞は赤字確定⁉︎
出走するだけで1億円はかかるようですね。
そして、凱旋門賞の賞金は1位で3億9,000万です。
なるほど、1位を取ると黒字になります。
そして、優勝した馬の価値はものすごく高くなります。
牡馬なら引退後も種付け料が高いでしょうし、売却する場合も大きな利益を生む可能性があります。
そう考えると出走するだけの価値がありますね!
ですが、それは賞金を獲得できた場合の話です。
また、今回は牝馬は出走していませんが、牡馬なら海外G1を勝てば種牡馬としての価値が高まりますが、牝馬だと埋める子供の数が限られますし、得られる利益は少ないです。
これが、日本から牝馬が多く行かない理由の一つかもしれないですね。
まとめ
本記事でわかったことをまとめると、
- 凱旋門賞はフランスで開催される10月の第1週2回される、世界から注目されるレース
- 凱旋門賞の賞金の総額は500万ユーロで日本円で7億円
- 1位の獲得賞金は約3億9000万円
- 凱旋門の遠征費は約1億円はかかる
- 5位以内に入らないと賞金は入らない
- 1位か2位じゃないと赤字
日本から凱旋門賞に出走するのは赤字になることを覚悟しての出走なんだと思います。
ですが、もし優勝した場合は得られるものが多い為、その栄光を獲得するために馬の陣営は努力されているのだと思いました。
私も日本の馬が凱旋門賞で優勝する場面を見たいです!応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。